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月別アーカイブ: 2025年12月

中村瓦のよもやま話~part31~

 

皆さんこんにちは!
株式会社中村瓦の更新担当の中西です!

 

さて今日は

中村瓦のよもやま話~part31~

 

冬の瓦屋根工事で気をつけていること

12月以降の瓦屋根工事は、
春や夏とは違い、天候や気温に十分配慮しながら進める必要があります。
雨や強風に加え、朝晩の冷え込みによって屋根が滑りやすくなるため、
安全管理を最優先にした施工が欠かせません。

屋根の上で行う作業だからこそ、
無理をせず、確実な工程で工事を進めることが大切だと考えています。


冬場は安全管理を最優先に

冬の屋根は、
霜や結露、雨の影響で滑りやすくなりやすい環境です。

そのため、作業前には天候や屋根の状態をしっかり確認し、
無理な日程での施工は行いません。
安全が確保できない場合には、
工程を調整することも重要な判断のひとつです。

作業員の安全を守ることは、
結果的に工事の品質を守ることにもつながります。


瓦の状態を見極めた丁寧な施工

瓦屋根は、一枚一枚状態が異なります。
長年使われている瓦は、
形や風合いが微妙に変化していることも多く、
すべてが同じではありません。

既存の瓦を活かせる部分は活かしながら、
必要な箇所だけを補修・調整することで、
屋根全体のバランスを保った施工を行っています。

無理に新しい瓦に替えるのではなく、
屋根の状態に合わせた最適な方法を選択することが大切です。


冬でも品質を落とさないための工夫

寒い季節は、
漆喰や下地の状態にも注意が必要になります。
気温や湿度を考慮しながら、
適切な材料や施工方法を選び、
品質を保つ工事を心がけています。

見えない部分まで丁寧に仕上げることで、
長く安心して使える屋根につながります。


無理な工事は行いません

「年内に終わらせたい」
「早く直したい」
というご要望をいただくこともありますが、
屋根工事は安全と品質が最優先です。

無理な施工を行ってしまうと、
かえって不具合の原因になることもあります。
そのため、屋根の状態や天候を見極めながら、
最適なタイミングで工事をご提案しています。


寒い季節だからこそ、安心できる工事を

冬場の瓦屋根工事は、
経験と判断力がより求められる時期です。

寒い季節でも、
品質を落とさず、丁寧な施工を行うことが、
屋根を長持ちさせることにつながります。

これからも、
安心して任せていただける瓦屋根工事を心がけ、
住まいをしっかりと支えてまいります。

中村瓦のよもやま話~part30~

 

皆さんこんにちは!
株式会社中村瓦の更新担当の中西です!

 

さて今日は

中村瓦のよもやま話~part30~

冬前・冬場に多い瓦屋根のご相談内容

12月に入ると、瓦屋根に関するご相談が増えてきます。
「最近雨が多いけれど大丈夫だろうか」
「強風のあとから、瓦がずれていないか気になる」
といった不安の声を多くお聞きします。

冬は、雨や強風に加え、地域によっては霜や雪の影響も受けやすく、
一年の中でも屋根にとって負担がかかりやすい季節です。
そのため、普段は気にならなかった屋根の状態が、
この時期に表面化することも少なくありません。


冬前・冬場に特に多いご相談とは

この時期によくいただくご相談には、次のようなものがあります。

・雨漏りが起きないか心配
・台風や強風のあと、瓦がずれていないか不安
・屋根の上からカラカラと音がする
・漆喰が剥がれてきている気がする

これらは、瓦屋根では比較的よく見られる症状です。
特に見た目では分かりにくいケースも多く、
「気のせいかもしれない」と放置されてしまうこともあります。


小さなズレや劣化が原因になることも

瓦屋根は耐久性に優れていますが、
経年や自然環境の影響で、少しずつ変化が起こります。

瓦のズレや浮き、
漆喰のひび割れや剥がれなどをそのままにしておくと、
雨水が内部に入り込みやすくなり、
やがて雨漏りや下地の劣化につながる可能性があります。

冬場は雨が続いたり、
気温差によって劣化が進みやすくなるため、
早めの対応が特に重要になります。


瓦屋根は「部分補修」ができるのが強みです

瓦屋根の大きな特徴のひとつが、
不具合のある部分だけを補修できる点です。

すべてを葺き替えなくても、

・ずれた瓦の調整
・割れた瓦の差し替え
・漆喰の補修

といった対応で済むケースも多くあります。
早い段階で点検・補修を行うことで、
工事の規模や費用を抑えることにもつながります。


冬前・冬場の点検がおすすめな理由

「雨漏りしてから考えよう」
「暖かくなってからでいいかな」

そう思われる方もいらっしゃいますが、
実際には、何も起きていない今の確認がとても大切です。

冬前や冬場に状態を把握しておくことで、
安心して年末年始を過ごすことができ、
春以降の大きなトラブルを防ぐことにもつながります。


気になることがあれば、早めのご相談を

屋根は普段なかなか目に入らない場所だからこそ、
少しの違和感や不安を大切にしていただきたいと考えています。

「念のため見てほしい」
「今の状態を知りたいだけ」

そのようなご相談でも問題ありません。
点検を行うことで、
安心につながるケースも多くあります。

冬前・冬場のこの時期に、
瓦屋根の状態を一度確認してみてはいかがでしょうか。
早めの点検と対応が、
住まいを長く守ることにつながります。

 

中村瓦のよもやま話~part29~

 

皆さんこんにちは!
株式会社中村瓦の更新担当の中西です!

 

さて今日は

中村瓦のよもやま話~part29~

年末に見直したい、瓦屋根の状態について

12月は一年の締めくくりの時期です。
大掃除や年末準備、庭や外回りの整理などを進める中で、
意外と見落とされがちなのが「屋根の状態」です。

屋根は、日々雨や風、紫外線から住まいを守ってくれている大切な部分ですが、
普段の生活では目に入る機会が少なく、
不具合があっても気づきにくい場所でもあります。


瓦屋根は丈夫でも、劣化が起こらないわけではありません

瓦屋根は耐久性に優れ、
長く使える屋根材として知られています。
しかし、どれだけ丈夫な瓦でも、

・台風や強風による瓦のズレ
・飛来物による割れや欠け
・経年による下地や漆喰の劣化

といった影響を受けることがあります。

特に、表面からは問題がなさそうに見えても、
瓦の下にある防水部分や下地で劣化が進んでいるケースも少なくありません。


小さな不具合が、大きなトラブルにつながることも

瓦のズレや小さな割れをそのままにしてしまうと、
雨水が侵入しやすくなり、
やがて雨漏りや木部の腐食につながる可能性があります。

雨漏りは、一度発生すると
屋内の修繕や大がかりな工事が必要になることも多く、
早めの点検と対応がとても重要です。


年末は屋根を見直す良いタイミングです

年末は、
「今年は大きなトラブルがなかったか」
「来年も安心して暮らせる状態か」
と住まい全体を見直す良い機会でもあります。

このタイミングで屋根の状態を確認しておくことで、
冬場や来年の台風シーズンに向けた備えにもなります。


点検だけでも安心につながります

「今すぐ工事が必要なのか分からない」
「とりあえず状態を見てほしい」

そのような場合でも、
一度点検を行うことで、現状を把握することができます。

問題がなければ安心につながりますし、
もし補修が必要な場合でも、
早めに対応することで被害や費用を抑えることができます。


安心して年末年始を迎えるために

屋根は、住まいを守る大切な役割を担っています。
だからこそ、
「何か起きてから」ではなく
「何もない今」の確認が大切です。

年末の節目に、
瓦屋根の状態を一度見直してみてはいかがでしょうか。
安心して新しい年を迎えるための、
ひとつの備えとしておすすめします。