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皆さんこんにちは!
株式会社中村瓦の更新担当の中西です!
さて今日は
12月に入ると、瓦屋根に関するご相談が増えてきます。
「最近雨が多いけれど大丈夫だろうか」
「強風のあとから、瓦がずれていないか気になる」
といった不安の声を多くお聞きします。
冬は、雨や強風に加え、地域によっては霜や雪の影響も受けやすく、
一年の中でも屋根にとって負担がかかりやすい季節です。
そのため、普段は気にならなかった屋根の状態が、
この時期に表面化することも少なくありません。
この時期によくいただくご相談には、次のようなものがあります。
・雨漏りが起きないか心配
・台風や強風のあと、瓦がずれていないか不安
・屋根の上からカラカラと音がする
・漆喰が剥がれてきている気がする
これらは、瓦屋根では比較的よく見られる症状です。
特に見た目では分かりにくいケースも多く、
「気のせいかもしれない」と放置されてしまうこともあります。
瓦屋根は耐久性に優れていますが、
経年や自然環境の影響で、少しずつ変化が起こります。
瓦のズレや浮き、
漆喰のひび割れや剥がれなどをそのままにしておくと、
雨水が内部に入り込みやすくなり、
やがて雨漏りや下地の劣化につながる可能性があります。
冬場は雨が続いたり、
気温差によって劣化が進みやすくなるため、
早めの対応が特に重要になります。
瓦屋根の大きな特徴のひとつが、
不具合のある部分だけを補修できる点です。
すべてを葺き替えなくても、
・ずれた瓦の調整
・割れた瓦の差し替え
・漆喰の補修
といった対応で済むケースも多くあります。
早い段階で点検・補修を行うことで、
工事の規模や費用を抑えることにもつながります。
「雨漏りしてから考えよう」
「暖かくなってからでいいかな」
そう思われる方もいらっしゃいますが、
実際には、何も起きていない今の確認がとても大切です。
冬前や冬場に状態を把握しておくことで、
安心して年末年始を過ごすことができ、
春以降の大きなトラブルを防ぐことにもつながります。
屋根は普段なかなか目に入らない場所だからこそ、
少しの違和感や不安を大切にしていただきたいと考えています。
「念のため見てほしい」
「今の状態を知りたいだけ」
そのようなご相談でも問題ありません。
点検を行うことで、
安心につながるケースも多くあります。
冬前・冬場のこの時期に、
瓦屋根の状態を一度確認してみてはいかがでしょうか。
早めの点検と対応が、
住まいを長く守ることにつながります。